指導者向け

子どもたちの野球に対する意識を高めるコツ!目標の立て方

こんにちは!独立リーガーのしょーとです!

将来の夢はプロ野球選手です!という子どもはたくさんいます。

かし、果たして何人の子が高い意識をもって練習に取り組んでいるでしょうか?

どうすればもっと野球に対してやる気を出してくれるのでしょうか?

今回は、そんな子どもたちの野球に対する意識を高めるコツについて書いていきたいと思います!

なぜ意識が高まらないのか

口ではプロ野球選手になりたいと言っているくせに!と思うかもしれませんが、子どもは意識が低いというよりは、どう頑張ったらいいかわかっていない子が多いです。

将来なりたいものはあるけども、そこまでの見通しを立てることが難しいのです。

目標を立てる

どう頑張ったらいいかを明確にするために目標設定をしてください。

目標設定をすることで、自分自身の進みたい方向と行動を明確にすることができます

どれだけ子どもに意識を高く持ってほしいと願っても、本人が気づいて行動していくようにならなければ意味がありません。

目標があれば、それを実現するためには何が必要か?何をすればそれが実現できるのか?といったように自ら考えて行動できるようになります。

短期目標を立てる

  • バッティングフォームを固めるために、今週は毎日素振りを100回する!
  • 捕球体制を身に付けるために今週は毎日ゴロ捕りを30球する!
  • 今月はホームランを5本打つ!
  • 今月はピッチャーとして三振を20個捕る!

このように、試合の結果や練習の内容でもいいですから、子どもたちの意識を高めるために短期目標具体的に立てることが効果的です。

なぜ短期目標なのか

短期目標は、少し頑張れば手が届きそうな目標なので、子どもたちは意識しやすいです。

また、目標を達成していくことで、子どもは自己肯定感を得られます。

自己肯定感とは

自己肯定感とは、自らの在り方を積極的に評価できる感情、自らの価値や存在意義を肯定できる感情などを意味する言葉であり、自尊心、自己存在感、自己効力感、自尊感情などと類似概念であり同じ様な意味で用いられる言葉である。

ウィキペディアより

自己肯定感が高い子どもは、自分のことを大切に思い、周囲からも大事にされていると感じているため、失敗よりも成功を強く意識して前向きにチャレンジしたり、壁にぶつかっても立ち向かっていくことができます。

また、人と積極的に関わり、他者や環境を受け入れ、良好な人間関係を築いていくことができます。

簡単に説明すると、短期目標を達成していくことで、「自分にもできる!また達成したい!」という気持ちが芽生えてきて意識が高まってくるということです。

短期目標の設定の仕方

数値化する

今月はバッティングで活躍する!

今月はホームランを5本打つ!

このように目標は数値化して達成できたかどうかがわかりやすいようにすることが大切です。

期限を設定する

短期目標ですので必ず期限を設定してください。

「今月の目標」「今年中に」など期限を設けて行うことで見通しをもって取り組んでいくことができます。

頑張れば達成できそうな目標を立てる

あまり無理な目標設定になると、達成できないことが多くなり、かえってやる気がなくなってしまうことがあります。

達成できそうになければ、しっかりと自己分析をして目標を変えることも大切です。

短期目標を何度も達成し、意識を高めていきましょう。

短期目標の例

練習の目標

  • バッティングフォームを固めるために、今週は毎日素振りを100回する!
  • 捕球体制を身に付けるために今週は毎日ゴロ捕りを30球する!

試合の目標

  • 今月はホームランを5本打つ!
  • 今月はピッチャーとして三振を20個捕る!

まずは練習の目標から立てることをおすすめします。

練習の成果が結果として現れることを感じてきたら、試合の目標を立てます。

そうすることで試合の目標を立てれば自然とそのために何をしなければいけないか考えるようになります。

私の短期目標

大学のとき、ほとんど試合に出ていなかった時の目標がこんな感じです。

来年レギュラーポジションを取ることが目標

そのために1か月後には練習でのバッティングで30球で25球は安打性の当たりを打てるようになる。

そのために、前からトスしてもらうバッティング練習と素振りを合わせて毎日最低1000スイング

もちろん数が多ければいいというわけではありませんが、自分なりにその目標を達成するためにはどんな練習をどれだけすればいいかと考えていくことが大切です。

やってはいけないこと

  • 目標を達成できなかったことを責める
  • 他人と比べる

このようなことは絶対にやめましょう。人それぞれ成長のタイミングは違いますし、目標を達成できなければ、もうひと段階簡単な目標を一緒に考えて達成できるようにしていきましょう。

大谷翔平の目標設定

このように目標は、大きい目標を達成するために何をしなければいけないかを考える必要があります。

私も大学のときにこの目標設定シートを作りましたが、なかなか大変でした。ただ、やらなければいけないことが明確に見えてきたのでかなり効果がありました。

小学校5年生では、道徳の教科書でこの大谷選手の目標達成シートが取り上げられています。 まずは真ん中の9マスでいいですから、ためしに書いてみるのも良いでしょう。

まとめ

子どもたちの意識を高めるために短期目標具体的に立てさせよう!

そして自己肯定感を高めて、前向きにチャレンジしていけるようにしよう!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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