ミーティングをしても話が伝わらない。理解してもらえない。
どうやって話をすればもっと聞いてもらえるだろうか。理解してもらえるだろうか。
- 少年野球の指導をしている
- 指導方法で悩んでいる
- 子どもたちを本気で成長させてあげたいと思っている
- 子どもの性質が知りたい
今回はそんな指導者の悩みを解決し、子どもを成長させることができる、子ども主体のミーティングを紹介します。
目次
子ども主体のミーティング
子ども主体のミーティングとは、その名の通り子どもたちが主体となって行うミーティングのことです。
なぜ子ども主体なのか
なぜ子ども主体のミーティングをするのかというと、大人から言われて考えるのではなく、子ども自ら考えて話すことで記憶に定着しやすく、意欲的に取り組めることができるからです。
ミーティングをするタイミング

ミーティングをするタイミングはいつでしょうか?チームの方針によって様々かと思いますが、多くは試合の後や練習の後、細かく分ければ、バッティング練習の後、ノックの後など、事後ミーティングだと思います。
この子ども主体のミーティングは、事後だけでなく、子どもが必要と感じたときは練習を止めて行なったり、練習に入る前に行うことも可能です。
気づいたことを子どもたち同士で話す
例えばノックの後なら、ノック中に感じたことや気づいたこと、また教えてもらったことなどを子ども同士で30秒〜1分程度話し合います。
2人1組で話す
ここでポイントとなるのは2人1組で話すということです。人数が余るときは3人1組でもいいですが、基本的には2人1組で行います。なぜかというと、人数が増えてしまうと話さない子が出てきてしまうからです。
2人1組だと1分以内で両方が話をすることは可能ですし、相方が話せば自分も話そうという気持ちになります。
3人1組だと1人が話さなくても成立してしまうので、なるべく2人1組で行なってください。
相方の意見を発表する
2人1組の話を終えたら、相方の意見を発表する時間をとります。
自分の意見ではなく相方の意見を発表することで、発表してもらえた人は嬉しい気持ちになりますし、毎回これを続けることで、相手の話をよく聞くようになります。
また相手から聞いた話を説明するという、インプットからアウトプットまでがこの短時間で可能になります。
発表した内容について質問したり考えを深めたりする

ここでようやく指導者が話をします。しかし説明するのではなく、発表した内容について質問してみたり、少し付け足しをして考えを深めます。
またどうしても話したいことがあるならば、本当に大事なことのみを話してください。
それを続けていけば、「監督が話をするということは本当に大事なことなんだ」と子どもたちがわかってきます。
誰でも伝わる話し方はこちらにかいてあります↓

大人がたくさん話をしてしまうと何が大切なのかわからなくなり、一つも子どもには伝わらなくなってしまいます。
それではせっかく子ども主体のミーティングが結局大人主体のミーティングに代わってしまいます。
ふりかえりをする
余裕があれば、発表してない子や発言できなかった子に、どんな内容だったかな?大切だと感じたことが2つあったよね?といったようにふりかえりをして発言させる時間をとります。
そうすることで全員がミーティングに参加しできます。監督が一人で話し続け、聞いている方はただ眠たくなるようなミーティングにはなりません。自分たちで考えて話し合うことで、記憶に定着し理解することができるのです。
まとめ
子どもたちにはとにかく自分で考えて行動したり説明したりする力をつけてあげてください。
大人がすぐに説明したり答えを言ったりすることは子どもの考えるという力をなくしてしまいます。
子ども主体のミーティングを行い、記憶の定着や理解を深めていきましょう。
最後まで読んで頂きありがとうございました。